ニーズとウォンツの違い:患者様が本当にお金を払うもの
必要なものと、欲しいものは違う
「健康のためには運動が必要です」と言われても、なかなかジムに通わない。 でも、「痩せてモテたい」と思えば、高いサプリメントを買ってしまう。 人間は理屈(必要性)だけでは動きません。感情(欲求)で動きます。 マーケティングには「ニーズ(必要性)」と「ウォンツ(欲求)」という言葉があります。この違いを理解することが、集客の鍵です。 今回は、患者様の心を動かすウォンツへのアプローチについて考えてみたいと思います。

ニーズ=マイナスをゼロにする
医療におけるニーズは、主に「痛みを取りたい」「病気を治したい」というマイナスの解消です。 これは切実ですが、痛みが消えれば(ゼロになれば)、そこで終わりです。 「歯が痛いから歯医者に行く」のと同じで、行きたくて行くわけではありません。 ニーズだけで勝負していると、治ったら来なくなる(リピートしない)という宿命から逃れられません。
ウォンツ=ゼロをプラスにする
一方、ウォンツは「もっとこうなりたい」「これがしたい」というプラスの欲求です。
・「腰痛を治して(ニーズ)、またゴルフで100を切りたい(ウォンツ)」
・「肌荒れを治して(ニーズ)、同窓会で若く見られたい(ウォンツ)」
患者様がお金を払ってでも手に入れたいのは、痛みが消えたその先にある「理想の未来(ベネフィット)」です。 ここを刺激することで、「痛くなくても通いたい」というモチベーションが生まれます。
ウォンツを引き出す問診
問診の際、症状だけを聞いていませんか? 「その痛みが取れたら、何がしたいですか?」 この質問が重要です。 「孫を抱っこしたい」「旅行に行きたい」「仕事をバリバリこなしたい」 その答えこそが、その人のウォンツです。 「では、旅行に行ける体を作りましょう」と提案すれば、それは単なる治療ではなく、夢を叶えるサポートになります。
感情に寄り添う
人は感情で買い、理屈で正当化すると言われます。 「健康が必要です」と説教するのではなく、「あなたのやりたいことを応援します」と寄り添うこと。 ニーズを満たすのは当たり前。その先にあるウォンツを叶えてあげることこそが、選ばれ続ける治療院の条件です。
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